銀座のブルガリタワーで
銀座のブルガリタワーで実施されたフィナンシャルタイムズ主催のブロガー向けイベントで、高級ブランドの戦略に関して興味深い話を聞くことが出来ました。
ご存知の通り銀座には、会場だったブルガリタワー含めて、ウブロ、ブライトリング、カルティエ、フランクミュラー、高級ブランドの旗艦店が並んでいます。先日も「ルイヴィトン時計」で有名なLVJグループが、2010年秋に完成する「ヒューリック数寄屋橋ビル(仮称)」をほぼ1棟借りして、世界最大級の規模で銀座に旗艦店を出す計画というニュースが報じられていました。
銀座の平均的な賃料をご存じですか? 私も会場で初めて知ったのですが、なんでも現在は坪単価26万円なのだそうです。そして、いかにラグジュアリーブランドといえど、この賃料でペイするブランドはまずないらしい。それでも銀座という街にシンボルとなる拠点を持つ、つまり「ポジショニング」することが、日本全体のマーケット、さらにはアジア全体のマーケットに波及効果があるからこその出店なのだとか。
つまり銀座の旗艦店というのは単店舗での採算ではなく、「広義の広告的価値」が高いということで、ソロバンをはじいているわけです。
一方、こうしたラグジュアリーブランド店の平日の買い物客の1割~2割は、今や中国からの旅行者で占められている、というお話も出ました。なので、中国語で接客ができる専門スタッフも必ずどの店にもいるそうです。実際、自分で都内の地下鉄に乗っていても、いろんなお店やレストランに入っても、中国語で会話をしている旅行者らしきの方々に遭遇することが、以前に比べて格段に増えた印象があります。
彼らが銀座で自分たちのブランド高級腕時計を体験することで、帰国後のそれぞれの国や地域での展開にも波及効果が見込めるのでしょう。銀座は、「日本のハレの日の街」から「アジアのハレの日の街」に移行しつつあるわけで、だからこそ高級ブランドから「ポジショニングの場」として選ばれているわけです。
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